日本全国どこに行っても、必ずスーパーマーケットに行き、
その地域独特のローカルフードはないかと、リサーチしているのだけれど、
今回は、宮崎県都城市で発見!!
「セシカラ」???
なんだか、美味しそうな揚げたオカキっぽい感じだけれど、
「煮込み・煮物・味噌汁に・・」と書いてあり、気になったので、ソク購入。
開けてみると、ますます旨そう!!
これは、 豚の皮からラードをとった後の残りかすということで、
袋には「40分煮込んでから、料理に使ってください」って書いてあるけれど、どうみてもこのまま食べれるよね。
鶏皮センベイならぬ豚皮センベイってことだわね。。。
と、勝手に、解釈してちょっとカジッてみたら、これがあんがい美味しい!
塩こしょうして、トースターでカリッとあぶったら、いいつまみになりそうよ!
しかし、それは正しい食べ方ではない様なので、
袋にかいてある通りに作ってみよ~~。
40分ゆでたら、こ~~んな感じで、コラーゲンぷるっぷる!♪
袋には、タケノコと一緒に煮るとおいしいと書いていたけれど、
なかったので、大根とコンニャクと一緒に炊きました!
味というか、食感は、コンニャクと油揚げの中間くらい???
ん~~個人的には、塩こしょうして、サッと焼いて食べる方が、
美味しい感じがするけれど…
でも、40分火を通さないと、食べちゃいかんもんなのかなあ^^???
気になったので、メーカーに電話をして聞いてみた。
私:セシカラって、そのまま食べてもいいんですか?
メーカーさん:食べられないことはないけれど、40分ゆでてタケノコと一緒に煮た方がおいしいですよ。
私:生で食べれないってことはないんですよね。
メーカーさん:ベトナムあたりでは、そのまま食べるようですけど、やはり40分ゆでてタケノコと一緒に煮た方がおいしいですよ。
私:これをアブって、塩コショウとかして食べる人っていますかね?
メーカーさん:聞いたことないですね。やはり、40分ゆでてタケノコと一緒に煮た方がおいしいですよ。
どうしようか。。。
やはりタケノコ買いに行こ。
でも、アブって塩コショウもやってみよ。
ところで、「セシカラ」というネーミングで、思いだすのが、広島の珍味、
一度食べると忘れられない味「せんじがら」
似てるね!
10年くらい前に発見した時は、ひっそり売られていたのだけれど、このところのローカルフードやB級グルメブームで、最近注目を浴びている。
こちらは、豚の胃(ガツ)を揚げたもので、そのままおつまみで食べるもの。
ちょっと固いけれど、いい味だわね。最近では、いろんなメーカーから、
せんじ揚げとか、せんじ肉とかいろいろ出ていま~す。
よく見ると、豚の胃だけでなく、砂ずりとかいろんなタイプがあった!
ところで、この「セシカラ」と「せんじがら」
どう考えても、語源は同じだろうと調べてみたら・・・
もともとは、「油かす」のことで、
「食肉の脂身や内臓などを鍋の中で加熱し、油脂を取り出した後の副産物」
なのだとか。。
煎った後、煎じた後の殻ということで
「煎じ殻」⇒「せんじがら」⇒「セシカラ」
って、ことみたい。。。
ということは、ネーミング的には、
「広島」⇒「宮崎」
ということなのかな???
いやぁ、日本のローカルフードは、まだまだ奥が深いねぇ。。。
次は、どこのスーパーマーケットに行こうかな??