兵庫県養父市に講演で伺った際に
「分散ギャラリー養蚕農家」にも、案内して頂きました。
こちらは、築150年以上の養蚕農家を改築したアートギャラリーです。
昔は、この地域(養父市大屋町)は養蚕が盛んだったとのことで、このような立派な養蚕農家がたくさん残っています。
このギャラリーは、自然の中で創作活動を続ける作家さんたちの発信の場でもあるということで、古民家の間取りや特徴を活かして、全国各地から寄せられた多くの作品が、展示されていました。
ギャラリーのオーナーの、河辺さん(ぐうぜん名前が似てます…)は、建築家でいらっしゃるという事で、細かい点まで、本当にこだわり抜いて愛情をかけて、改築されたようです。
囲炉裏で黒ずんだ梁なども、あえて色を落としたとのこと。また、晴れた日には、ガラスが反射して、光が分散して広がり、美しい文様を見る事ができるそうです。
(だから、「分散ギャラリー」というのだそうです。あいにく、この日はお天気がわるかったので、その美しい光の分散を見る事はできませんでしたが…)
また、こちらでは河辺さんの奥様の喜代美さんにお会いする事もできました!
河辺喜代美さんは。同じく養蚕農家を改築した宿泊施設「ふるさと交流の家いろり」の管理をされています。 こちらは、家を一軒まるごと貸し出すという宿泊施設です。(河辺喜代美さんは、名前だけではなく、年齢も私と一緒でした。でも、私と違って、とても落ち着いた上品な奥様でした!)
このあたりには、こういった立派な養蚕農家がたくさん並んでいて、通りの景観もすばらしかったです。
機会があれば、こちらの家を借りきって、囲炉裏でご馳走&お酒を楽しみたいものです♪
最近「昔は養蚕が盛んだった」という地によくご縁があります。
何より、今、私が暮らしている桜江町がそうで、荒れた桑畑をよみがえらせ、事業化された「桑茶」は、今では当地を代表する特産品となっています。
けれども、同じ養蚕が盛んだったという地域でも、本当に雰囲気が違うものだと今回つくづく思いました。
特に、今回伺った、兵庫件養父市の大屋町は、養蚕農家の建物のたたずまいは独特でした。 三階立ての大きな住宅が多く、壁がクリーム色っぽくて、とてもかっこいいのです。 また、なぜか、窓のふちが太くて、四角ではなく角丸の家もずいぶん見かけました。 養父市のホームページでは、こういった家の特徴が説明されています。
全国各地をずいぶんと回っているつもりですが、
新たな発見&感動&学びはつきないものです。
(どなたかの「まじめか!」という声が聞こえてきそうです…)